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研究のためアメリカまでやってきました。海外生活や研究に使っているショウジョウバエの話を徒然に書いています。この小さな手にいかほどの夢をつかんで帰ることができるのだろうか・・・
by takabo34
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先人から学んでいるのに・・・

データ改ざんし論文発表=肥満に関与する酵素めぐり-阪大研究グループ


肥満を治す薬が誕生すればそれはドル箱だと言われている。
アメリカは肥満が多く、心臓に負担がかかって健康を害するヒトが多い。
そのための医療費は莫大で、ブッシュは真面目に「エクササイズ」
を国民に訴え、自らジョギングしている姿をTvに見せたりしている。
ま、それなりの社会問題といえる。

日本でもダイエットサプリメントの売れ行きは好調のようで、
効くかどうかも分からないサプリメントに何千円何万円とつぎ込んで
購入しているヒトは少なくない。

いつだったか中国の訳の分からない痩せ薬を飲んで、
肝硬変だかなんだかになってしまったというのが
ニュースになっていたこともあったな・・・


肥満の原因は解明されつつある。
マウスを用いた研究ではかなりの成果を挙げている。
期待が大きい分、研究の競争も激しいのだろう。

そういった中で1番のりで成果を発表しなければならないプレッシャーは
たぶんこの業界の人間にしか分からない独特のプレッシャーだと思う。

それがデータ改ざんの理由には成り得ない。
なぜなら、研究者は真実を知りたいがために研究しているのであって、
自分の創作したデータなどあっても、うれしくも何とも無いものだ。

また、研究において重要なことは、
自分だけではなく、他人がやっても同じ結果が出るという、
いわゆる 再現性 があるかどうか、ということである。

自分でやっても、1度ではなく、3度4度と繰り返し確認するし、
他人にやってもらって同じ結果が出るかどうか確認することもある。
再現性の無いデータなど、まったく魅力の無いものである。

UFO写真が流行ったころ、一番興味のそそられたのは、
飛行機などの写真ではないこと、
ピアノ線でつるした模型ではないこと、
であったはずだ。
創作したものであったとたんに興ざめする。
そんな経験ないだろうか?

研究も同じである。


研究は長い年月がかかるが、
競争になると時間勝負になる。

そして、いつも綺麗なデータが出るとは限らない。
多くのボツ実験の中からたまに当たりが出る、
といっても過言ではないだろう。

1年2年といい結果が出ないで、
ボスからは「早くしろ」などとプレッシャーをかけられ、
絶えられなくなったら改ざんしてしまうのかもしれない。

だから、まっとうに研究していくには、
多少図太いくらいでないといけない。

私は今まで「改ざんできたらどんなに楽だろう」と思ったことは何度もあるが、
実際に「改ざんしよう」と思ったことなど1度も無い。


昔昔の話。
とある生物進化の研究者が
「獲得形質が遺伝する」という論文を発表して
一世風靡したことがあったそうだ。

これは、
「トカゲのシッポ切りを何世代にもわたって行っていると、
ある時シッポの切れたトカゲが生まれてきた」というようなことである。
(現在ではそのようなことはありえないと考えられている。)

この研究者、当時の超難関有名大学の教授のオファーがあり、
そのポジションに就くことになっていたのだが、
その後、その論文の 再現性 がないことが噂で広まり、
「あの論文はインチキだったのではないか?」と噂されるようになった。
挙句の果てにはその大学からもオファーが撤回される。

その結果、その研究者はどうなったと思いますか?

    自殺です。


嘘をつくことよりも、
嘘がバレタ後の方が、
より大きなプレッシャーとなるんでしょう・・・

データ改ざんの成れの果てを
我々は先人から学んでいるにも拘わらず、
データ改ざんは無くならないのである。

    人間ってバカ・・・
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by takabo34 | 2005-05-19 13:45 | ふと思った。
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